保険の入れ歯が合わない…それって普通?
投稿日:2025年6月14日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
今日は入れ歯の話
「外れる」「噛めない」「痛い」
それ、入れ歯のせい?年齢のせい?
そんな声を多くいただきますが、
“合わない入れ歯”は仕方のないことではありません。
✅ 合わない原因、実はこんなにある
● 歯ぐき・顎の骨がやせてしまっている
→ 歯を失って時間が経つと、顎の骨が痩せて入れ歯の土台が不安定になります。
これは多くの人に起きる自然な変化です。
● 保険の入れ歯には「設計上の制限」がある
→ 保険では素材がプラスチックに限られ、強度を保つために分厚くなり、違和感が強くなりがち。
また、設計もある程度決まっているため、フィット感に限界があることも。
● 噛み合わせや筋肉バランスが合っていない
→ 長年の噛みグセ・歯ぎしり・姿勢などで、「顎の動きと入れ歯」がズレてくることもあります。
✅ とはいえ、保険の入れ歯でも“ちゃんと噛める”工夫はできます
当院では、ただ作るのではなく「どう噛ませるか」まで考えた設計を心がけています。
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咬合支柱(こうごうしちゅう)をしっかり連結させる
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レスト(入れ歯を支える受け皿)をきちんと掘って設計する
→ これらにより、保険の入れ歯でもしっかり噛める構造にできます。
✅ 自費の入れ歯はさらに“噛める”ことを追求できます
比較項目 | 保険の入れ歯 | 自費の入れ歯(金属床など) |
---|---|---|
素材 | プラスチック | 金属を使用し、たわまず安定 |
設計 | 制限あり | プロキシマルプレーン+レストを細かく設計 |
支持・把持 | ズレやすいことも | 安定性が高く、「動かない」=しっかり噛める |
見た目 | バネが目立つ | 自然に見えるタイプもあり |
※ノンクラスプデンチャーなどの金属を使わない入れ歯は、審美的ですが噛む力が弱くなることがあります。
→「見た目」か「噛みやすさ」か、ご希望に合わせてご相談いただけます。
✅ 入れ歯の悩みは、診断から変えられます
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今の入れ歯は本当に合っている?
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調整で済む?作り直した方がいい?
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自費にするなら、どう変わる?
→ あなたのお口の状態を見たうえで、ベストな選択肢をご提案します。
✅ まとめ
「入れ歯って、こんなもんですよね…」
そう思いながら我慢して使っている方、ぜひ一度ご相談ください。
きちんと支えて、動かず、しっかり噛める。
そんな入れ歯を、一緒に考えていきましょう🦷✨
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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