破折歯を精密根管治療によって保存した症例
通常は抜歯となる破折歯を精密根管治療によって保存した症例
マイクロスコープ(顕微鏡)で腫れているところを確認すると、破折線が確認できました。
本来は縦に割れた歯は抜歯ですが、なんとか保存したいとのことでしたので、金属のかぶせ物を除去して亀裂がどうなっているのかを診断しました。
金属のかぶせ物を除去すると、歯の内部で虫歯が再発しており、悪臭がしていました。ガッタパーチャ(充填材)を除去すると破折線が確認できました。
破折線は舌側と頬側の2箇所に確認できました。
当該歯と手前の6番の歯もやり変え、連結したかぶせ物を装着しました。破折部分の腫脹もありません。
年齢・性別 | 40代 男性 |
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治療期間 | 2ヵ月 |
治療回数 | 7回 |
治療費 | 保険根管治療 約6,000円(3割負担) |
リスク・注意点 | ・再び腫れたり、歯根部分が割れる可能性があります |