矯正はかなり効果的な予防処置です
投稿日:2026年2月23日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
前回のブログで、
歯科治療は「健康寿命」から逆算して考えることが大切だとお伝えしました。
今回は、その続きです。
50代・60代の患者さんを診ていると、
共通して感じることがあります。
・神経を何本も取っている
・歯が抜けている
・被せ物が多い
・噛み合わせが崩れている
そして多くの方が、こう言います。
「若い頃は、そこまで考えていなかった」
もし20代で違う選択をしていたら
20代は、まだ歯が多く残っている時期です。
・神経も残っている
・歯の貯金がある
・回復力もある
この時期に
・噛み合わせを整える
・歯並びを改善する
・メンテナンスを習慣化する
こうした選択ができていれば、
50代・60代の口の中は違っていたかもしれない。
これは理想論ではなく、
実際の臨床の中で強く感じていることです。

矯正は“美容”ではない
矯正というと、
「見た目をきれいにする治療」
というイメージが強いかもしれません。
しかし私が考える矯正の本質は違います。
矯正は、
力のバランスを整える治療です。
歯並びが悪い状態では、
・一部の歯に負担が集中する
・磨き残しが増える
・虫歯や歯周病のリスクが上がる
・歯ぎしりの影響を強く受ける
こうした状態が続けば、
神経を取り、
被せ物を繰り返し、
やがて抜歯に近づいていく。
その流れは珍しくありません。

どちらがいいかは一目瞭然だと思います。
歯科の領域にて矯正治療を適切に行い、メンテナンスに通い続けて悪くなる一方の方は基本的にいません。
健康寿命から逆算する
日本人の平均寿命は80歳を超えています。
しかし健康寿命はそれより短い。
将来、体力が落ち、
自由に通院できなくなる前に、
口の中を安定させておくことはとても重要です。
そのために、
20代・30代のうちに
噛み合わせを整えることには大きな意味があります。
それは「今きれいになる」ためではなく、
80歳まで噛める確率を上げるため。
![]()
だから私は伝える
矯正が必要だと判断したとき、
私は必ずその理由をお伝えします。
それは、
今の見た目ではなく、
未来の安定のためです。
もちろん、決めるのは患者さんです。
でも、
必要性を伝えないまま時間が過ぎることだけは
避けたいと思っています。
50代・60代からでも遅くはない
「もう遅いですか?」
そう聞かれることもあります。
決してそんなことはありません。
ただし、
若い頃より選択肢は減る。
これが現実です。
だからこそ、
若いうちに関わることに意味がある。
歯科医療は、
その場の治療ではなく、人生設計の一部。
私はそう考えています。
■ 他の記事を読む■





