“また帰ってきたくなる歯医者”になるために——接遇セミナーで心に残った4つの学び」
投稿日:2025年6月23日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
歯科医院は、患者さんにとって「行きたくて行く場所」ではないかもしれません。
痛みや不安を抱え、勇気を出して来院してくださっている——
だからこそ私たちは、「ここに来てよかった」と思っていただける接遇を大切にしています。
今回の院内セミナーでは、スタッフ全員でボーテ式の接遇動画を視聴しながら、
実際の自分たちの接客対応も振り返り、理念に立ち返る時間を持ちました。
【1. 表情管理の大切さ——笑顔は最強の接遇ツール】
「どちらの人に話しかけたくなりますか?」
セミナーの中で印象的だったのがこの問いかけ。
笑顔が与える印象は、思っている以上に強力です。
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笑顔で応対されると、脳内で「この人は感じが良い」とインプットされる
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無意識の真顔やムスッとした表情は、患者さんに“怖い印象”を与えることも
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真顔の管理=自分の印象を意識すること
私たちはつい「真顔=普通」と思いがちですが、患者さんには「怒ってる?」と見えることもあります。
それを意識的に笑顔に変えることこそ、プロとしての表情管理なのです。
【2. 第一印象の55%は“見た目”で決まる】
セミナーでは、メラビアンの法則にも触れられていました。
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第一印象を決める情報の割合は…
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視覚情報(表情・しぐさ・服装など):55%
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聴覚情報(声のトーン・話し方):38%
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言語情報(話す内容):7%
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つまり、どんなに良いことを話していても、
表情や声が“怖い・不機嫌そう”では届かないということ。
私たちが患者さんと最初に出会う瞬間こそ、最も意識するべきポイントです。
【3. なぜ接遇が必要なのか?——医院が選ばれる時代】
全国の歯科医院は67,000件以上。
「行ける歯医者」はたくさんあるなかで、
患者さんは「また行きたい歯医者」を選んで来院しています。
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毎年、開設よりも廃止の方が多い年もある(厚労省データより)
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技術や設備だけでは差がつきにくい時代
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だからこそ、“人”の魅力=接遇が選ばれる理由になる
医院の“空気感”はスタッフ一人ひとりが作っていると改めて実感しました。
【4. 感動を生むのは、凡事を非凡に続けること】
セミナーの最後にあったこの図も、とても印象的でした👇
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【凡事】当たり前のことを当たり前にやる
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【非凡】それを自然に継続する
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【顧客満足】言葉や行動が無意識でできる
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【顧客感動】感謝されたときに、自分の価値に気づける
患者さんに感動を与えるには、いきなり特別なことをする必要はありません。
まずは「お名前を呼ぶ」「アイコンタクトをする」「ありがとうを伝える」——
そうした基本の一つ一つを、継続して“非凡”にしていくことが感動につながる。
これはスタッフみんなで心に刻んだメッセージでした。
【まとめ】
今回のセミナーでは、「できていないところ」に焦点を当てるのではなく、
“できている部分”にもしっかり目を向けて、自己評価する時間を大切にしました。
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自分たちの接遇を客観的に見て
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できていることに気づき、共有し
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理念「また帰ってきたくなる歯医者」に立ち返る
そんな前向きな時間になったと思います。
「ここに来てよかった」
「またここに来たい」
そう思っていただけるよう、これからも私たちは“接遇力”を磨き続けます。
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
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