歯医者で行えるいびきや無呼吸の対策とは
投稿日:2025年6月5日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
「歯医者さんで睡眠の話?」と思われるかもしれません。
でも実は、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクは、お口の中と深く関係しているんです。
最近では歯科から睡眠の質をサポートすることが注目されており、
当院でも、いびきや無呼吸に対して、さまざまな取り組みを行っています。
歯科でできる睡眠サポートとは?
✅ ① チェックミーリングで睡眠の質を見える化
当院では、指先につける小型デバイス「Checkme Ring」を使って、
睡眠の質を自宅で簡単にスクリーニングできるようにしています。
この装置でわかるのは…
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睡眠中の酸素飽和度(SpO₂)
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脈拍の変動
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3%ODI(酸素低下指数)=睡眠中に何回「酸欠」状態になっているか
👶 子どもの場合は、ODIが1でも要注意レベルとされています。
「いびきはないけど寝相が悪い」「朝の機嫌が悪い」など、実は眠れていないサインかもしれません。
✅ ② マウスピース(口腔内装置)でいびき対策
いびきや軽度の無呼吸がある方には、
睡眠中に下あごを前に出すマウスピース(スリープスプリント)を使うことで、
気道が広がり、呼吸がしやすくなることがあります。
当院では:
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保険対応(医科との連携が必要)
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自費マウスピース(形状や快適性にこだわりたい方に)
両方の選択肢を用意しています。
✅ この「保険と自費の違い」については、次回のブログで詳しく解説予定です!
✅ ③ 呼吸トレーニングや口テープで“鼻呼吸”をサポート
睡眠の質を左右するのが、「口呼吸か鼻呼吸か」という点。
お口が開いたまま寝ていると、呼吸が浅くなったり、のどが乾いて目が覚めたりします。
当院では、まず次のような簡単なアプローチから始めています:
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寝る前の口テープ(やさしく閉じるだけの安全なもの)
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MFT(口腔筋機能療法):お口まわりの筋肉トレーニング
「子どもがイライラしやすい」「落ち着きがない」
そんな日中の様子が、実は“眠れていない”せいだったということも珍しくありません。
まとめ
「歯医者さんって、むし歯だけのところじゃないんですね」と言っていただくことが増えました。
いびきや無呼吸のような“お口と関係する睡眠の問題”は、
歯科でもサポートできる分野なんです。
「もしかして…」と思ったら、お気軽にご相談ください。
まずは“見える化”から。 そこから改善のヒントが見つかるかもしれません。
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
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