神経を取ったのに痛い?根管治療後の痛み、放っておいていいの?
投稿日:2025年6月7日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは! いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
歯の神経を取る「根管治療(こんかんちりょう)」は、歯を残すためにとても重要な治療ですが、
「神経を取ったのに痛いんですが…」
という不安の声をよくいただきます。
今回は、そんな“根管治療後の痛み”について、
「いつ様子を見てよいのか」
「どんなときに再受診すべきか」
わかりやすくお伝えします。
✅ そもそも、根管治療とは?
虫歯が深くまで進行すると、歯の神経(歯髄)にまで感染が及びます。
このまま放っておくと、痛みだけでなく歯を抜かなければならなくなるため、
神経を除去して、根の中を清掃・消毒する処置が「根管治療」です。
歯の根の中(根管)はとても細く複雑な構造のため、時間もかかる上に、
100%成功するとは言い切れない繊細な治療です。
🩺 神経を取ったのに「痛い」のはなぜ?
治療後に起こる痛みには、以下のような理由があります:
痛みの原因 | 症状の特徴 | 対応の目安 |
---|---|---|
歯の根の先端の炎症 | 押すと痛い、じんじんする | 1週間程度様子見OK |
噛み合わせの調整不足 | 噛んだときにズキッと痛む | 数日で軽快しないなら再診 |
器具の破折や根の破折 | 痛みが長引く、強まる | 早期の再受診が必要 |
隠れた感染源 | 腫れ・膿・強い痛みがある | 応急処置+再治療の検討 |

⚠️ こんなときはすぐご相談を!
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治療から1週間以上たっても痛みが引かない
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噛むたびにズキッと響く
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歯ぐきが腫れてきた、膿が出ている
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頬が腫れてきた、熱が出てきた
これらは再感染や根の破折のサインかもしれません。
🛠️ 当院の根管治療のこだわり
当院では、
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マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
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CTによる立体的な診断
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細菌感染のコントロール
を徹底して、できるだけ神経を残し、残せない場合も歯を長く持たせられるよう努めています。
さらに、治療後の痛みや違和感がある場合でも、適切なアフターケアを行う体制を整えていますので、ご安心ください。
💡 神経を取っても「歯は生きている」
意外に思われるかもしれませんが、神経を取った歯でも
「歯の根は骨の中で生き続けています」。
だからこそ、
・根の先に炎症が残れば痛みが出ます
・かぶせ物でしっかり補強しないと割れやすくなります
治療後も大切に使う意識が必要です。
✍️ まとめ:こんな症状があれば、ご相談ください!
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根管治療後、ズキズキした痛みが続く
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噛むと痛い、食べづらい
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歯ぐきが腫れてきた、膿が出た
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数週間経っても違和感がある
根管治療後のトラブルは、放っておくと抜歯になるケースも。
早めにご相談いただければ、歯を残せる可能性はぐっと高まります。
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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お車でお越しの方へ: 近隣のコインパーキングをご利用ください。駐車料金は当院が負担いたします。
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
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