子どもの歯ぎしりが出たときの対応法|吹田市千里山の歯科・歯医者

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子どもの歯ぎしりが出たときの対応法

投稿日:2025年8月28日

カテゴリ:院長ブログ

こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。

「子どもが寝ているときにギリギリと歯ぎしりしている…」
そんな姿を見て心配になったことはありませんか?

大人の歯ぎしりは「悪習慣」や「ストレス性」と言われますが、子どもの場合は少し意味合いが異なります。成長の一過程で見られることも多い一方で、放置すると歯が削れたり顎や睡眠に影響が出ることもあります。

今回は、子どもの歯ぎしりが出たときの原因・家庭でできること・歯科での対応に加え、近年注目されている MFT(口腔筋機能療法)について詳しく解説します。


1. 子どもの歯ぎしりはなぜ起こるの?

① 噛み足りない

柔らかい食事が中心になりやすい現代の食生活。顎や咀嚼筋が十分に使われないことで、睡眠中に「噛みたい欲求」が歯ぎしりとして表れることがあります。

② ストレスや生活リズムの乱れ

保育園・学校・家庭環境の変化、不安や緊張などが引き金になって出ることもあります。大人と同じく、精神的な負担が歯ぎしりに反映される場合です。

③ 口呼吸・鼻づまり

口呼吸や鼻づまりで気道が狭くなると、睡眠中に呼吸がしにくくなります。その際、無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。

④ 食べ物による粘膜の腫れ

アレルギーや食べ物による粘膜の腫れで気道が狭くなる場合も、歯ぎしりの要因になり得ます。


2. 放置していい?受診すべきサイン

子どもの歯ぎしりは一時的で自然に収まることも多いです。
ただし次のような症状がある場合は歯科受診をおすすめします。


3. 歯ぎしりが出たときに家庭でできること(How to)

① 噛む習慣を増やす

② ストレスケア

③ 呼吸の確認

これらがある場合は耳鼻科・歯科での相談が有効です。

④ 睡眠環境の調整

⑤ 歯のチェック


4. 歯科医院でできること


5. MFT(口腔筋機能療法)とは?

MFTは、舌・唇・頬など口周りの筋肉を正しく使えるように訓練する方法です。
歯ぎしりや口呼吸、お口ポカンなどは「舌や口の筋肉の使い方」に問題があることが多いため、MFTは子どもの成長期に特に有効です。

具体的なトレーニング例

① 口テープ

② ベロ鳴らし(ポッピング)

③ タッピング

④ 「ういの口」体操


6. MFTで期待できる効果


7. まとめ

子どもの歯ぎしりは成長過程でよく見られるもので、必ずしも異常ではありません。
しかし、噛み足りない・ストレス・口呼吸や気道の問題などが関係している場合は、歯や睡眠への影響も考えられます。

家庭でできる対策は「噛む習慣を増やす」「ストレスを減らす」「呼吸をチェックする」こと。そして、必要に応じて歯科医院での相談やMFTトレーニングを取り入れるのが安心です。

歯ぎしりは「叱る」対象ではなく「観察して支える」対象
子どもの健やかな成長を支えるために、日々の小さな工夫を積み重ねていきましょう。

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