小児矯正をしないとどうなるの? 将来の歯並び・健康・費用に大きな差が出る理由
投稿日:2025年5月29日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
「うちの子、まだ永久歯が生え揃ってないし、矯正はもう少し先でいいかな?」
そう考えている親御さんも多いかもしれません。
でも実は、小児期の矯正タイミングを逃すことで、後になって後悔するケースが少なくありません。
今回は、「小児矯正をしないと、どんな未来が待っているのか?」をわかりやすく解説します。
小児矯正をしないと、どんなリスクがある?
◆ 顎の成長に悪影響 → ドリコフェイス(面長)に
子どもの頃に顎がしっかり育たないと、**顔が縦に長くなる「ドリコフェイス」**と呼ばれる状態に。
下顎が小さく後退して見えることで、かみ合わせ・姿勢・呼吸・表情筋にまで影響します。
成長期に矯正介入がないと、骨格のズレがそのまま固定されてしまい、
大人になってからの矯正が非常に難しくなることも。
◆ 歯並び・口呼吸の悪化
叢生(ガタガタの歯並び)や出っ歯、開咬などが進行し、
口が閉じられない・口呼吸が習慣になるリスクが高まります。
口呼吸は虫歯や風邪、アレルギー症状にもつながり、免疫力・集中力の低下にも直結します。
◆ 大人になって外科矯正が必要に?
成長期が終わった後に骨格を治そうとすると、
顎の骨を切る「外科的矯正(手術)」が必要なケースもあります。
ただし、実際には
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「手術は怖いから避けたい」
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「仕事があって長期休めない」
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「費用や通院の負担が現実的に厳しい」
といった理由で、治療を諦める大人の方がとても多いのが実情です。
小児矯正をしていたら、未来はどう違った?
✅ 骨格から整えることができる
小児矯正の最大のメリットは、成長の力を利用して、骨ごと整えられることです。
顎の横幅・前後のバランスを自然な形で改善できるため、
顔立ちも整い、呼吸や噛み合わせもスムーズに。
「将来、大人になってからの治療がほとんど不要になった」
というケースも少なくありません。
✅ 歯の寿命が変わる!残存歯数の差
歯並びが整ってしっかり噛める状態を維持できれば、臼歯への負担が分散され、
将来、歯を失うリスクを減らすことができます。
つまり、小児矯正は歯の“寿命”を伸ばす投資でもあるのです。
✅ 歯科医療費が将来大きく変わる
例えば、矯正せずに崩れていった歯並びを放置すると──
→ 大人になってからインプラント・ブリッジ・外科矯正など高額治療が必要になる可能性が。
いざ治そうと思っても、時間もお金もかかるうえ、現実的にできない人も多いのが現状です。
「矯正をしておけばよかった…」
そんな声を、大人の患者さんから何度も聞いてきました。
いぬい歯科クリニックのサポート体制
当院では、単なる“歯列の矯正”ではなく、顎顔面矯正という骨格ベースの矯正を取り入れています。
🦷 成長の力を活かして、顎のバランス・呼吸・姿勢までアプローチ
🫁 気道の確保や口呼吸の改善を通じて、健康面までトータルケア
🥄 「口栄士」による食育や生活指導で、生活習慣から整える
「どうせやるなら、トータルでちゃんと整えてあげたい」
そんな親御さんの思いに応えられる体制を整えています。
まとめ:矯正は“今しかできないこと”がある
小児矯正は、見た目の問題だけでなく、機能・健康・将来の選択肢に大きく関わります。
特に、成長期は“骨格”に働きかけられる貴重なタイミング。
過ぎてしまえば、もう取り戻せません。
お子さんの未来のために、
「今、気になることがある」なら、今が相談のベストタイミングです😊
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
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