子どもの矯正は本当に必要か?|吹田市千里山の歯科・歯医者

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子どもの矯正は本当に必要か?

投稿日:2025年8月3日

カテゴリ:院長ブログ

こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。

本日は子どもの矯正に関して 本当に必要なの? 大人になってから矯正すれば良くない?という疑問にお答えしたいと思います。  結論から言えばそれは間違いなのです!


「ちょっとガタガタしてるけど、様子見でも大丈夫?」と思っていませんか?

「前歯がすきっ歯だけど、乳歯だしそのうち自然に揃うでしょ」
「矯正って高そうだし、必要になったら中学生くらいからでもいいかな…」

そんなふうに思われる保護者の方も少なくありません。
でも実は、子どもの矯正は“今しかできない”大事な意味があるのです。

今回は「子どもの矯正って本当に必要なの?」という疑問に対して、歯科医の立場から、分かりやすく解説していきます。


子どもの矯正は「治す」よりも「育てる」ための治療です

大人の矯正は“歯を動かして整える”ことが主な目的ですが、
子どもの矯正には**「顎の成長を促す」「将来のトラブルを予防する」**という大きな役割があります。

特に当院で行っている「顎顔面矯正」では、骨格から成長を導くことが可能なため、歯だけでなく、呼吸・姿勢・睡眠などにも好影響を与えることができます。


見た目だけじゃない、「呼吸」「姿勢」「集中力」にも影響

歯並びの問題は見た目だけの話ではありません。
実際には、口の機能や呼吸、全身のバランスにまで深く関わっていることが多いのです。

「ただの歯並びの問題」と見過ごされがちですが、実はお子さんの成長・発達・学力にまで波及する可能性があるのです。


骨のやわらかい「今」だからこそできることがあります

子どもの骨はまだ柔らかく、成長スピードも速いため、
この時期に行う矯正治療は、以下のような大きなメリットがあります:

これが中学生以降になると、顎の骨の成長がほぼ終わりかけているため、歯を抜いてスペースを確保する“抜歯矯正”になったり、見た目を整えるだけの“対症療法”に変わってしまうことも。


放っておくと「抜歯矯正」や「手術が必要」になることも…

顎の骨格からアプローチできるチャンスを逃すと、将来的に以下のような問題が出てくる可能性があります:

さらに最近では、本来は手術が必要な骨格のズレを、歯を抜いて“見た目だけ”整えるような矯正も多く見られます。

その場しのぎで並べたように見えても、

といったケースが後を絶ちません。

だからこそ、骨格の成長を利用できる小児期の矯正が非常に重要なのです。


「矯正が必要かどうか」は、1人ひとり違います

以下のようなサインがある場合は、早めのご相談をおすすめします:

こういった問題がある場合、歯並びの見た目以上に、機能や骨格に問題がある可能性があります。


まとめ|「今の状態を知ること」が最も大切です

子どもの矯正は「絶対にやらないといけないもの」ではありません。
でも、やるなら“今しかできない治療”があることを、ぜひ知っておいてほしいのです。

当院では、5歳〜9歳ごろの「予防的な矯正相談」を積極的に行っており、
歯並びだけでなく、骨格・呼吸・生活習慣を含めたトータルケアを大切にしています。

「今の状態で大丈夫かな?」と思ったときが、相談のタイミングです。
ぜひ一度、お子さんのお口の状態を一緒にチェックしてみましょう。

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