小児矯正の医療費控除、どうやって申請する?
投稿日:2025年8月8日
カテゴリ:院長ブログ
「対象になるのはわかったけど、どうやって申請すればいいの?」
小児矯正が医療費控除の対象になるということはわかったけれど、
「確定申告ってどうやるの?」
「診断書って必要なの?」
「何を用意したらいいの?」
など、実際に申請する段階で困ってしまう方も少なくありません。
今回は、そんな保護者の方のために
医療費控除の申請に必要な書類・診断書の扱い・提出方法を、できるだけわかりやすく解説します。
医療費控除の申請方法|2つのやり方があります
✅方法①:紙の確定申告書で提出(税務署へ郵送または持参)
✅方法②:e-Tax(ネットからオンライン申請)
どちらの方法でも申請可能です。
最近はスマホでも申請できるようになってきているので、e-Taxでの申請が便利ですが、書類をきちんと整理しておけば、紙でもまったく問題ありません。
申請に必要な書類一覧
書類 | 説明 |
---|---|
✅ 確定申告書(第一表・第二表) | 所得税の申告に使う基本の書類(税務署HPまたはe-Taxで作成) |
✅ 医療費控除の明細書 | 誰に・いつ・いくら医療費を支払ったかを記載する |
✅ 矯正治療の領収書一式 | 初診から調整・装置代までの支払い記録(合計額を明細書に転記) |
✅ 通院に使った交通費の記録 | 電車・バスなど公共交通機関の利用明細(メモでもOK) |
✅ 診断書(任意) | 税務署からの確認に備えて準備しておくと安心 |
診断書は「絶対必要」ではありません
医療費控除の申請には、診断書の提出は必須ではありません。
しかし、以下のような場合は、準備しておくことで後々安心です。
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「審美目的ではなく治療目的」であることを明確にしたいとき
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税務署から「治療の必要性について書面で示してください」と言われたとき
✏️診断書にはこんな内容が書かれていると◎
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咬合異常・発音障害・咀嚼障害など機能的な問題があること
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歯科医師が医療目的と判断したこと
当院では、必要な方には診断書を発行していますので、お気軽にご相談ください。
申告のタイミングと提出先
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毎年2月16日〜3月15日が確定申告の受付期間
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前年1月1日〜12月31日に支払った医療費が対象
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提出先はお住まいの地域の税務署、またはe-Tax経由
医療費通知(健康保険組合の明細書)があれば簡略化できる
会社員の方などは、年に1回「医療費通知」という書類が届くことがあります。
これを使えば、医療費控除の明細書の一部を省略できる場合があります。
ただし、小児矯正などの自由診療分は載らないことが多いので、
基本的には領収書をしっかり保管しておくのがベストです。
注意点|こんなミスに気をつけて!
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治療費の全額を1年分でまとめて支払った場合、その年しか申告できない
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分割払いの場合は、実際に支払った年分だけが対象
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デンタルローンの金利・手数料は対象外(元金のみ対象)
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交通費は公共交通機関のみ(自家用車のガソリン代・駐車場代は対象外)
まとめ|「戻るお金はしっかり戻す」ために、書類は整理しておこう
医療費控除は、しっかり申請すれば数万円単位の還付になることもある制度です。
慣れない確定申告は大変かもしれませんが、一度経験すれば来年からはぐっとラクになります。
当院でも、医療費控除の申請を考えている方には、
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領収書の整理方法
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診断書の発行
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記載内容の確認
など、できる範囲でサポートいたしますのでご安心ください😊
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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お車でお越しの方へ: 近隣のコインパーキングをご利用ください。駐車料金は当院が負担いたします。
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
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