銀歯とセラミックどっちがいい?
投稿日:2025年8月20日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 乾です。
「銀歯が目立つのが気になる」「セラミックは高いけど本当に良いの?」
歯の詰め物・被せ物を選ぶとき、多くの方が悩むのが 銀歯とセラミックの違い です。
今回は歯科医師の立場から、それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
1. 銀歯=保険治療、セラミック=自費治療の代表格
-
銀歯は、健康保険が適用される金属の詰め物・被せ物の総称です。安価で短期間に治療できるため、日本では広く使われています。
-
セラミックは、保険がきかない自由診療で、白く自然な見た目が特徴です。強度や適合性に優れ、近年は選ばれる方が増えています。
2. 銀歯のメリット・デメリット
メリット
-
費用が安い(保険適用のため数千円〜1万円台)
-
治療期間が短い(1〜2回で終了することも多い)
-
強度があるため奥歯の強い力にも耐えやすい
デメリット
-
見た目が悪い(笑うと銀色が目立つ)
-
金属アレルギーのリスク(長期間で皮膚症状が出る方も)
-
経年劣化で隙間ができやすく、二次虫歯のリスクが高い
-
歯ぐきが黒ずむことがある(メタルタトゥー)
3. セラミックのメリット・デメリット
メリット
-
白く自然で審美性が高い(天然歯に近い透明感)
-
変色しにくい(プラスチック系のレジンとは違い長期間きれい)
-
歯との適合性が良く、虫歯の再発リスクが低い
-
金属アレルギーがない
-
表面がツルツルで汚れがつきにくく、歯周病予防にも有利
デメリット
-
費用が高い(5万〜15万円程度/本)
-
強い衝撃で割れる可能性がある(特に奥歯や歯ぎしりの強い方)
-
医院によって技工士や材料の質に差が出やすい
4. 銀歯とセラミックの比較表
項目 | 銀歯(保険) | セラミック(自費) |
---|---|---|
見た目 | 銀色で目立つ | 天然歯に近く自然 |
費用 | 数千円〜1万円台 | 5万〜15万円程度 |
耐久性 | 5〜7年程度 | 10年以上(適切なケアで) |
体への影響 | 金属アレルギーのリスクあり | アレルギーなし |
二次虫歯リスク | 隙間ができやすい | 適合性が高く再発しにくい |
歯ぐきへの影響 | 黒ずむことがある | 影響なし |
5. どんな人にどちらが向いている?
銀歯が向いている人
-
とにかく費用を抑えたい
-
奥歯で見た目を気にしない
-
一時的に早く治療を終えたい
セラミックが向いている人
-
前歯や笑ったときに見える部分をきれいにしたい
-
長持ちする治療を選びたい
-
金属アレルギーがある
-
将来の二次虫歯リスクを減らしたい
6. 銀歯からセラミックに変えるケース
実際の臨床では、以下の理由でセラミックに交換する方が多いです。
-
銀歯が気になって笑えない(審美的理由)
-
銀歯の下が虫歯になった(二次虫歯)
-
金属アレルギーが疑われる
7. 当院でのセラミック治療の費用(例)
(※ここは医院ごとの強みを出せる部分です)
例:
-
セラミックインレー ¥66,000(税込)
-
セラミッククラウン(ジルコニア) ¥132,000(税込)
-
前歯部オールセラミック ¥154,000(税込)
さらに当院では、デンタルローン12回まで金利・手数料無料の制度もあり、分割払いでも安心してご利用いただけます。
8. まとめ
銀歯とセラミック、それぞれに役割があります。
-
短期的に費用を抑えるなら銀歯
-
見た目・健康・長期的な安心を重視するならセラミック
選び方に正解はなく、大切なのは「自分に合った治療」を知ったうえで決めることです。気になる方はぜひ一度ご相談ください。
📍いぬい歯科クリニック
-
住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
-
アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
-
お車でお越しの方へ: 近隣のコインパーキングをご利用ください。駐車料金は当院が負担いたします。
-
電話番号: 06-6310-6789
-
診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
■ 他の記事を読む■