知覚過敏の原因と治し方
投稿日:2025年9月5日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です
冷たいものを飲んだら歯がしみる! そんな声を聞きます。その原因、ご存知ですか?
1. 知覚過敏って何?その原因は?
「冷たい水がしみて痛い…」という症状は、知覚過敏かもしれません。
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エナメル質が削れる/歯茎が下がって象牙質が露出 → 心地よい刺激が直接神経に届きやすくなるのでしみやすい
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主な原因は:
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強すぎるブラッシングや硬すぎる歯ブラシ
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歯ぎしり・食いしばり(噛み合わせの負担)
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酸性の飲食物の常習摂取
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歯周病や加齢による歯肉の退縮
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ホワイトニング後の一時的なもの …など
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2. 軽度なら自宅ケアで改善も期待できる
まずは日常に取り入れやすいセルフケアから:
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知覚過敏用歯磨き粉(硝酸カリウム・乳酸アルミニウム・フッ素配合):象牙細管をふさいで刺激をシャットアウト
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やわらかめの歯ブラシ&優しいブラッシング:エナメル質への負担を軽減
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酸性飲食の頻度を控えて潤滑ケアも忘れずに:すぐうがいで中和
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フッ素ジェルや洗口液で再石灰化を促す:削れた部分を自然に修復
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ナイトガード(睡眠用マウスピース)で歯ぎしりをしっかり防止
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歯ぎしり・クレンチングの習慣を日中も自覚して減らす:無意識を意識化する習慣づけも重要
3. これだけは歯科で相談を:専門的な治療法
セルフケアで改善しない場合や、原因が根深い可能性があるときは、歯科での対応が鍵です:
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コーティング材(フッ素、薬剤、レジン、セメントなど)の塗布:象牙質を物理的にカバーし刺激を遮断
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コンポジットレジンによる充填:露出部を埋めて症状を緩和
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噛み合わせの調整:特定の部位への負担を軽減して悪化を防止
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歯周病治療による歯茎の健康回復:退縮の原因からアプローチ
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ナイトガード作製:就寝中の強い力から歯を守り、症状の予防に
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重症例では神経の処理が必要になる場合も(症状が進んでしまった場合)
4. ほったらかしのリスクは?
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知覚過敏と思っていても、虫歯や歯周病など他の疾患を見逃す可能性
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痛みへの過敏反応が習慣化したり、咬合や顎の痛みにつながるリスクも
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改善が見られないなら、早めに相談するのがベスト
5. チェックリスト:あなたの症状レベルは?
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冷たい水や風などでときどきしみる → 軽度の知覚過敏
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頻繁にしみる、歯磨きでも違和感 → 中度の症状
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食事や会話でもズキズキ痛む → 重度。できるだけ早く受診をおすすめします
6. まとめ:正しいケアで痛みを軽減しよう
知覚過敏はセルフケアだけでも改善できる軽度から、歯科での専門治療が必要な重度まで幅があります。
早期対応が未来の快適な毎日につながるので、しみる症状が気になったら、まずは優しいセルフケア→改善なければ歯科での相談に進みましょう。
当院でも丁寧なカウンセリングと原因に合わせた治療計画を立ててサポートしています。いつでもお気軽にご相談を!
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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