ホワイトニングで白くならない歯がある? 原因と対策を歯科医が徹底解説!
投稿日:2025年5月22日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
今回も大好評、ホワイトニングに関しての話。
「ホワイトニングに興味があるけど、私の歯でも白くなるのかな?」
実はホワイトニングにも「効果が出やすい歯」と「白くなりにくい歯」があるんです。
今回は「なぜ白くならないことがあるのか?」「どうすれば白くできるのか?」について、当院の治療法も交えてわかりやすく解説します。
❌白くなりにくい歯の特徴とは?
実は、白くなりにくい歯には“理由”があります。
歯は外側の「エナメル質」と、その内側の「象牙質」の2層構造になっていて、
ホワイトニングは基本的にエナメル質の表面の着色を分解することで白さを取り戻します。
① テトラサイクリン歯(グレー・縞模様)
→ 子どもの頃に服用した抗生物質の影響で、象牙質にまで色が沈着しています。
② 神経を抜いた歯(失活歯)
→ 歯の内部から変色しており、通常のホワイトニングでは届かないため、表面だけ白くしても中の色が透けて見えます。
③ 被せ物や詰め物がある歯
→ セラミック・レジンなどの人工物はホワイトニングでは色が変わりません。
④ 加齢や生活習慣による黄ばみ
→ 長年の着色が蓄積していると、短期間では効果を実感しづらいことがあります。
⑤ ホワイトスポットやバンディング
→ 白いスジやムラが強調されて見えることもあり、見た目のバランスに注意が必要です。
テトラサイクリン歯や神経を抜いた歯は、象牙質の深い部分にまで色素が沈着しているため、
表面のホワイトニングだけでは十分な効果が出にくいのです。
また、詰め物や被せ物は人工物のため色が変わらず、加齢の黄ばみも時間をかけて蓄積してきたものなので、1〜2回のホワイトニングで理想の白さを目指すのは難しい場合があります。
💡でも、あきらめないでください!
でも、だからといって白くすることを諦める必要はありません。
実は──
「白くなりにくい歯」こそ、少し工夫をすれば変化を実感しやすいケースも多いのです✨
ここからは、当院で実際に行っている具体的な対策をご紹介します。
🦷 対応法①:ウォーキングブリーチ(神経のない歯に)
神経を取った歯は歯の中から漂白することで白くできます。
🦷 対応法②:デュアルホワイトニング(しつこい着色に)
ホーム+オフィスの併用で、歯の深部までじっくりアプローチ可能です。
🦷 対応法③:ラミネートベニア/セラミック(テトラサイクリンなど)
ホワイトニングで限界がある場合は、セラミックで白さと形を同時に改善できます。
🏥当院での対応と実際の工夫
いぬい歯科クリニックでは、
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「ホワイトニング効果が出にくい歯」でも診断と選択肢の提示をしっかり行います。
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色戻り防止のセット(12,100円)や、痛みを抑えるNB歯磨き粉の併用も可能。
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「どうせ白くならない」とあきらめていた方も、実際に見違えるような仕上がりになった症例もあります。
✅まとめ|ホワイトニングの効果には個人差。でも、方法はある!
ホワイトニングが効きにくい歯もありますが、「どう対応すれば良いか」を知っておくことで理想に近づくことは可能です。
「私の歯でも白くなる?」というご相談、大歓迎です。
まずは、状態を正しく知ることから一緒に始めましょう✨
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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アクセス: 阪急千里山駅より徒歩7分
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お車でお越しの方へ: 近隣のコインパーキングをご利用ください。駐車料金は当院が負担いたします。
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電話番号: 06-6310-6789
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診療時間:
月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土曜日 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30 -
休診日: 木曜・日曜・祝日
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