子どもの仕上げ磨きを嫌がらないようにする方法
投稿日:2025年8月26日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
「仕上げ磨きを嫌がられて、毎晩が戦争…」と悩んでいる保護者も多いはず。でも、歯磨き習慣は早いうちに定着させたいですよね。
この記事では、保護者のために“仕上げ磨きをストレスなく続ける工夫”を歯科医師の視点でお伝えします。
1. なぜ子どもは仕上げ磨きを嫌がるの?
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痛みや違和感:ブラッシングの力が強すぎると歯ぐきに当たって痛いことがあります。
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口を触られる不快さ:まだ慣れていない感覚に対する拒否反応です。
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遊びの中断:「今楽しんでいるのを中断される」のは子どもにとって大きなストレス。
大切なのは、「イヤイヤ」はわがままではなく、子どもの感覚の表現だと理解することです。
2. 嫌がられずに仕上げ磨きを成功させる工夫
① 力加減と持ち方を工夫する
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「シャカシャカと軽やかな音がする程度」の優しい磨き方にチェンジ
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歯ブラシはえんぴつを持つように、小指をほほに置くと安定して力が入りすぎません
② 歌や小道具で雰囲気づくり
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歯磨き中に「はみがきのうた」を歌いながら磨く
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お気に入りのぬいぐるみや人形に「仕上げ磨きごっこ」をさせる
③ 仕上げ磨きを「遊び・協力」に変える
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「お口の中のバイキンさんをやっつけよう!」というゲーム形式で始めると嫌がりにくくなります
④ 短時間・タイミングを分ける
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全部完璧にやろうとせず、1〜2分でもOKとリラックスして臨む
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嫌がる時は「5分後にもう一度ね」と時間を置いて再挑戦
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定番のルーティン(お風呂→歯磨き→絵本→就寝)に組み込む
⑤ 道具選びは遊び感覚で
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好きなキャラクター歯ブラシや好きな味の歯磨き粉を選ばせる
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LEDや振動付きの歯ブラシなど、興味を引く道具も効果アリ
⑥ 大げさな褒め方で次へのモチベーションに
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「ピカピカだね」「すごい、ちゃんとできたね」とオーバーに褒める
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毎日できたらシールカレンダーを作り、「がんばったらご褒美」方式もおすすめ
3. 年齢別のアプローチ
年齢 | 工夫のポイント |
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0〜1歳 | ガーゼで歯ぐきをマッサージ。お口の中への慣れづけ |
1〜2歳 | ガーゼか柔らかめブラシで優しく拭き取りつつ徐々に歯ブラシに移行 |
3〜5歳 | 「まず自分で磨く→親が仕上げる」スタイルで自立心も育てる |
6歳以上 | 「もう仕上げ磨き卒業かな?」くらいに親は最後にチェック役に移行 |
4. 無理な押さえつけは逆効果!
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強引に仕上げ磨きをしようとすると、「歯磨き=嫌なこと」に…
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泣いたり暴れるほど嫌がる時は、一度休んで気持ちを切り替えるのがベター
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怒るのではなく、悲しい気持ちやがっかりした感情を表現すると、子どもも受け入れやすくなります
5. まとめ:「続ける工夫こそが正解」
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「今、嫌がってもいい」くらいのゆるさも大切
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楽しんで磨けるようになるコツは、短く・遊びを交えて・自尊心をくすぐること
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お子さんの成長に合わせて、道具や言葉を変えられる柔軟さを持ちましょう
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気になることがあれば、歯科医院にもいつでも気軽にご相談ください
📍いぬい歯科クリニック
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