仕上げ磨きは何歳から何歳まですればいいの?
投稿日:2022年10月19日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日はお子さんの仕上げ磨き 何歳から何歳まですればいいの?との問いにお答えします。
様々な意見がありますが、当院では4ヶ月から10歳までを推奨しています。
4ヶ月はまだ歯が生えていません。でもその時期から働きかけを行えるんです。
ご飯を食べ終わった後にこのような歯ブラシをお子さんに渡してください。
ラバーもいいですが、できればブラシに慣れていく方がいいです。
そして服にこのようなホルダーをつけておくと無くなったりがありません。
絶対に喉をつかないものを渡してください。
そして後々はこのような形での仕上げ磨きができれば良いのでこのような体勢にしていただき、顔や口をタッチするように練習していきます。
そして6ヶ月になると下の歯が生えてきます。その時から仕上げ磨きを行なっていただきたいのですが、まずは歯ブラシを見せて心の準備をさせます、いきなり歯ブラシが入ると赤ちゃんはびっくりします。
そして 「いくよ〜、せーの」と言ってお口に軽く入れて最初は1秒くらいからでOKです。できたらしっかり褒めてあげてください。
そして下の歯を前後に磨いてシャカシャカ鳴らしてください。その時、
「シャカシャカなってるね!」
「気持ちいいね!」と笑顔で声かけをしてあげることが大切です。
機嫌が良ければ歯の横の歯茎を指でキュッキュ鳴らしてマッサージしてあげてください。
そして仕上げ磨きの終わりは10歳までです! 大人の歯を中心にしっかり仕上げ磨きを頑張ってください!
わかりづらければ、産婦検診や定期検診の時にお気軽にお聞きください!
年齢別・仕上げ磨きのポイント
▶ 3〜6歳(未就学児)
この時期はまだ手の器用さや集中力も発展途中で、しっかり歯を磨くのは難しい年頃です。
特に奥歯の噛み合わせ部分や歯と歯の間は磨き残しやすく、虫歯のリスクがとても高い時期です。
就寝前の仕上げ磨きは必須といえます。子どもが嫌がっても、「○秒だけ磨かせて」「歯のゲームしよう!」と、遊び感覚で続けることも大切です。
▶ 小学校低学年(6〜9歳)
前歯や奥歯が乳歯から永久歯に生え変わる時期。
生えたばかりの永久歯はエナメル質が未熟なため、とても虫歯に弱いです。
このタイミングでは、“自分で磨いたあとに親が確認・仕上げ磨き”という二段構えが理想的です。
▶ 小学校中学年〜高学年(10〜12歳)
大人の歯が揃ってくる時期で、一見もう自立できそうに思えますが、油断しがちです。
学習や遊びに忙しくなることで、歯磨きが雑になる傾向があります。
完全に任せるのではなく、週に数回は「歯のチェックの日」をつくるなどして、口腔管理の習慣をサポートしましょう。
仕上げ磨きは“卒業”ではなく“自立支援”
「いつまで?」よりも「どうやって卒業させるか」が大切です。
“自分でちゃんと磨けるようにしていく”ことが最終ゴール。
そのためには、親が見守りながら適切なサポートを続けていく姿勢がとても大切です。
歯磨きが難しい=口の成長バランスに課題があるかも?
「いつも同じところが汚れてる」「仕上げ磨きが毎回大変」などの場合、
実はお口の成長や舌の位置・呼吸の仕方に問題があるケースもあります。
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お口ポカンが多い
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鼻づまりがよくある
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食べ方・飲み込み方が変
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滑舌が気になる
これらのサインがあれば、顎顔面矯正などでお口の成長バランスを整えることも一つの方法です。
お口がしっかり機能するようになると、磨きやすさ・虫歯予防の効果も大きくなります。
まとめ:仕上げ磨きは“親子の共同作業”
仕上げ磨きは、歯の健康だけでなく「親子の信頼関係」「自立の支援」にもつながります。
子どもが自分の歯に関心を持てるよう、毎日の歯磨きを“自分の健康を守る時間”に変えていきましょう。
📍いぬい歯科クリニック
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住所: 大阪府吹田市千里山月ヶ丘16-1
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