仕上げ磨きの正しいやり方
投稿日:2025年9月4日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
「いつまで仕上げ磨きって必要?」「嫌がる子どもをどうやって磨けばいい?」
そんなお悩みを持つ親御さんに寄り添う、やさしくわかりやすい仕上げ磨きのHOW TOです。
1. なぜ仕上げ磨きが大切?
子どもはまだ自分で歯ブラシを上手に操作できず、どうしても磨き残しが出やすいです。
乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質も薄く虫歯になりやすいため、保護者による仕上げ磨きが重要です。
特に永久歯が生え始める頃は、歯並びが凸凹して磨きにくく、仕上げ磨きの必要性がさらに高まります。
2. 仕上げ磨きは何歳まで?
仕上げ磨きの目安は10歳頃まで。
子どもが自分でしっかり磨けるようになるまで、親がサポートしてあげましょう。
第二大臼歯が生える12歳頃まで続けるケースもあり、歯科医院で確認しながら進めると安心です。
3. 理想的な姿勢
小さい子は保護者の膝の上に寝かせて磨くと安定します。
成長してきたら、保護者が子どもの後ろに回って頭をお腹や脇で支える姿勢がおすすめです。
安全かつしっかり奥まで見える姿勢を意識しましょう。
4. 正しい磨き方のステップ
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毛先を歯にまっすぐ当て、軽い力で小刻みに動かす
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1〜2本ずつ丁寧に、1か所につき20回以上磨く
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奥歯の溝や裏側はブラシを縦に持ち替えて当てる
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フロスや歯間ブラシも併用して汚れを徹底除去
5. 嫌がらず続けるためのコツ
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短時間で手早く:スピーディに、でも丁寧に
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楽しい雰囲気で:歌やお話を交え、ポジティブな時間に
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好きなグッズを活用:キャラクター歯ブラシやフレーバー付き歯みがき粉
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痛みを与えない:優しく軽い力で磨く
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タイミングを工夫:子どもの機嫌がいい時を狙う
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たくさん褒める:達成感を感じることで習慣化しやすい
6. 年齢別ステップまとめ
年齢 | ケアのポイント |
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0歳〜乳歯期 | ガーゼや指ブラシで優しく口の中をケア |
1〜2歳 | 歯ブラシに慣れる時期。親が主体で仕上げ磨き |
3〜5歳 | 自分磨き後に仕上げ磨きを徹底。楽しい習慣作り |
小学生(〜10歳) | 自立を目指しつつ、仕上げ磨きを継続 |
10〜12歳 | 必要に応じて仕上げ磨きを続け、歯科で確認 |
7. 歯科でのサポートとプロケア
仕上げ磨きは家庭ケアの基本ですが、定期検診やプロケアでのサポートを受けることでさらに効果が高まります。
磨き残しチェックやフッ素塗布を定期的に行うことで、むし歯ゼロを目指せます。
まとめ
仕上げ磨きは、子どもの一生の健康を支える大切な習慣です。
10歳前後までを目安にしっかりサポートしながら、自分で磨ける習慣づくりを手伝ってあげましょう。
親子で楽しく歯磨きを続けることで、むし歯ゼロの未来につながります。
📍いぬい歯科クリニック
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