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根管治療はなぜやり直しになるの?再治療が必要な3つの理由

投稿日:2025年5月10日

カテゴリ:院長ブログ

こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。

本日は根っこの治療に関して、やりかえが必要になることはあります。今日はそのお話をしたいと思います。

「昔、神経を取った歯が、また痛み出してきた…」

歯痛をやわらげるツボ | サワイ健康推進課


そんなご相談を受けることがあります。根管治療(歯の神経を取る治療)をしたはずなのに、なぜ“やり直し”になるのでしょうか?

それは、根管治療はとても精密で繊細な処置であり、100%成功するわけではないからです。
今回は、再治療が必要になる主な理由を3つに分けてご紹介します。


① 感染が完全に取りきれていなかった

歯の根の中は非常に細く、枝分かれした複雑な形をしています。どれだけ丁寧に治療しても、器具が届かない部分に細菌が残ってしまうことがあります

特に肉眼だけでの処置では限界があり、CTやマイクロスコープを使用しない治療では再発のリスクが高くなることも。当院では、こうした精密機器を活用し、見逃しのない診査・治療を心がけています。


② 被せ物や詰め物の不適合

根管治療がうまくいっても、その後の被せ物(クラウン)や詰め物がきちんと密閉されていなければ、再び細菌が侵入してしまいます。

経年劣化や素材の問題で“すき間”ができることもあり、結果として再感染を引き起こすケースもあります。
再治療をする際は、補綴物の材質や適合性の見直しも大切です。

特に保険診療での被せ物は劣化しやすい素材です。安くていいものはなくて、保険診療の素材は長期的な安定を目的には作られていません。

虫歯になりやすいということはばい菌が入るのでそれが根っこの先まで行きます。

根面むし歯と根尖病巣 | 歯科なんでも事典で調べよう | い~でんたるへるす | 日本アイ・ビー・エム健康保険組合


③ 歯にヒビや破折がある

治療済みの歯は、神経を取っているため乾燥して脆くなる傾向があります。その結果、咬む力でヒビ(クラック)が入ったり、割れてしまうことがあります。

神経をとるとその寿命が半分くらいになると言われています。

こうしたクラックは、レントゲンでは映らないこともあるため、歯科医師の視診やCT・マイクロスコープによる確認が必要です。
破折が大きい場合、残念ながら抜歯が選択肢になることもあります。


🔍再治療は「歯を守る」ための選択肢です

一度治療した歯でも、再治療によって痛みや腫れが改善し、長く使えるようになるケースは多くあります
当院では、抜歯ではなく“残す治療”を第一に考え、CTや拡大鏡、マイクロスコープなどを活用しながら治療精度を高めています。

マイクロスコープによる治療と肉眼治療の違い|井原歯科クリニック


📣読んでくださっている方へ

「治療したはずの歯がまた痛い」「違和感がずっとある」
そんな方は、無理に我慢せず、早めの受診をおすすめします

当院では他院であれば20万ほどするマイクロスコープの使用を保険診療内でサービスで治療しております。
症状のある歯はもちろん、「以前根管治療をした歯の状態を見てほしい」というご相談も歓迎です。

歯を守る最善の選択ができるよう、私たちが全力でサポートいたします。

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