歯間ブラシの種類と正しい使い方教えます。
投稿日:2025年9月7日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
今回は歯間ブラシのお話をさせていただきます。
1. なぜ歯間ブラシは必要なのか?
日々丁寧に歯磨きをしていても、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れの約40%しか落とせないと言われています。
この汚れは虫歯や歯周病、口臭の原因になりやすく、放置すると症状が進行してしまうことも。
そんな歯と歯の間の汚れをしっかり取り除くための頼れるアイテムが歯間ブラシです。
正しい使い方とサイズ選びを身につければ、歯の健康を長く守ることができます。
2. 歯間ブラシの種類と選び方のポイント
歯間ブラシにはさまざまな種類があります。
ご自身の歯並びや歯の隙間に合ったものを選ぶことが重要です。
主な種類
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ストレートタイプ:前歯や見える部分に適した定番タイプ。角度をつければ奥歯にも対応できます。
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L字型タイプ:奥歯や口の奥まで届きやすく、狭いお口でも操作しやすい形状。
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サイズ展開:0.3mmなどの極細から1.5mm近いサイズまであり、隙間の大きさに合わせて選択します。
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ハンドル形状:長めの柄付きやキャップタイプもあり、奥歯のケアがしやすい。
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複数サイズを使い分けるのが理想:前歯は細め、奥歯は太めなど、場所ごとに合わせて使うと効果的です。
当院おすすめはこのクラプロックスです。
形が2種類あり先は付け替えられます。
そしてサイズに関しては衛生士が測って、その歯にあったサイズのものを決定します。
ただ、多くても2種類だと僕は思います。あまり多いと面倒なので。
3. 歯間ブラシの正しい使い方ステップ
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サイズの確認
無理なく挿入できるサイズを選ぶのが第一歩です。大きすぎると歯茎を傷つけ、小さすぎると汚れが取れません。 -
優しく挿入
毛先を歯間に向け、力を入れずに水平にスッと通します。 -
軽く前後に動かす
1〜2回軽く動かすだけでOK。ゴシゴシ動かす必要はありません。 -
裏側も忘れずケア
歯の表側・裏側の両方から通して汚れを落としましょう。 -
使用後は洗浄・保管
水でしっかり洗って清潔に保管。1〜2週間を目安に交換します。 -
習慣化は寝る前がベスト
1日1回、夜の歯磨き後に取り入れると習慣にしやすいです。
4. 奥歯・補綴物周りのケアのコツ
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奥歯の間やブリッジ下にはL字型タイプが便利
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インプラントや矯正装置の周囲は、やわらかめのブラシや小さめサイズで対応
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鏡で確認しながら角度を変えて使うと磨き残しが減ります
5. よくある悩みと対策
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サイズ選びが難しい
歯科医院で隙間のサイズを計測してもらうのがおすすめです。 -
歯茎が痛い・出血する
出血は歯茎の炎症サインかも。正しいケアを続ければ数日〜数週間で改善することが多いです。 -
続けられない
使いやすいハンドルタイプやカラーのバリエーションでモチベーションUP!
6. フロスとの使い分け
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狭い隙間 → フロス
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広い隙間・補綴物周囲 → 歯間ブラシ
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両方を使い分けることで口腔内全体をより清潔に保てます。
7. 歯科医院での指導がおすすめ
歯間ブラシのサイズや使い方は自己判断では難しい場合があります。
歯科医院で歯科衛生士に相談すれば、あなたの口腔環境に合ったケア方法を教えてもらえ、安心してケアを始められます。
8. まとめ
歯間ブラシは、正しいサイズと使い方を身につければ、歯ブラシだけでは落とせない汚れを効果的に除去できる強力な予防ツールです。
フロスと併用すれば虫歯・歯周病予防効果はさらにアップ。
毎日のケアに取り入れて、お口の健康を長く守りましょう。
当院でも使い方指導やおすすめ製品のご提案を行っていますので、お気軽にご相談ください。
📍いぬい歯科クリニック
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